Google検索、米国市場でのシェアが過去最低に FirefoxのYahoo!移行で──StatCounter調べ

Mozillaが12月に米国版Firefoxのデフォルト検索エンジンをGoogleから米Yahoo!に切り替えた影響か、StatCounterの12月の米検索市場調査でGoogle検索のシェアが調査開始以来最低になり、一方のYahoo!のシェアは過去最高になった。

» 2015年01月09日 07時06分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 アイルランドのアクセス解析サービス企業StatCounterは1月7日(米国時間)、12月の米国検索市場において、米Yahoo!がStatCounterが検索市場調査を開始した2008年7月以来、最高のシェア(10.4%)を獲得したと発表した。

 一方、米Googleは圧倒的首位ではあるものの、シェアは前月より4.1ポイント減の75.2%で、こちらは過去最低となった。

 stat 1 2013年12月〜2014年12月の米国検索市場推移(資料:StatCounter)
 stat 2 米国版Firefox 34の検索エンジン選択メニュー

 この動きは、MozillaがWebブラウザFirefoxの米国版のデフォルト検索エンジンを12月のアップデートでそれまでのGoogleからYahoo!に切り替えた影響によるものとみられる。Webブラウザの検索エンジンの設定はユーザーが他のものに変更でき、Googleや米MicrosoftのBingも選択肢として表示される。

 StatCounterによると、12月の米国Webブラウザ市場におけるFirefoxのシェアは12%で4位。なお、StatCounterはプレスリリースでは触れていないが、12月に米MicrosoftのIEとGoogleのChromeが大きく逆転している。

 stat 2 2013年12月〜2014年12月の米国Webブラウザ市場推移(資料:StatCounter)

 StatCounterの調査は、世界の約300万のWebサイトの1カ月当たり150億以上のページビューの分析に基づいているという。

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