NTTPC、企業のマルチクラウドニーズをカバーするクラウド新サービス閉域上で複数のクラウドが使える

NTTPCが閉域上で複数のクラウドを組み合わせて利用できる新サービス「Master'sONE インタークラウドネットワーク」を開始。企業のハイブリッド/マルチクラウドニーズをカバーする

» 2015年01月22日 17時38分 公開
[ITmedia]

 エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(NTTPC、以下同)は1月22日、企業のマルチクラウドニーズをカバーするクラウド新サービス「Master'sONE インタークラウドネットワーク」を発表、3月2日よりサービス提供をはじめる。あわせて、Microsoft Azureへの接続サービスも1月30日より開始する。

 企業のクラウド活用と導入においては、クラウドと既存のオンプレミス環境を併用するハイブリッド型の運用、あるいは利用シーンによって適するクラウドサービスを使い分けるマルチクラウド型へのニーズが増えており、活用の多様化や複雑化が進んでいる。

photo インタークラウドネットワークの概念

 Master'sONE インタークラウドネットワークは、このニーズをカバーする狙いで開発。インターネットを経由しない閉域上=インタークラウドネットワーク上で複数のクラウドを組み合わせて利用できるようにした。クラウド間でのデータ連携やログ管理機能など複数のクラウドを包括的に管理できるインテグレーション機能とともに、利便性や安定性の向上とクラウドセキュリティの強化を両立できることを強みとする。高セキュリティを求める金融や医療業界をはじめ、幅広い範囲で企業ネットワークやデータセンタ−、複数のクラウドとのシームレスな接続を実現できる。

 対応クラウドはAWS、Bizホスティング、Azure(1月31日開始)、Salesforce 1 Platform、SoftLayer(今後提供予定)とNTTPCクラウド。参考月額料金はAWS接続サービスの「ダイレクト接続 for AWS」で4万円/月、Salesforce向けの「ダイレクト接続for Salesforce」で6万円/月から。追って、アプリケーションデータ(EAI)連携、一元監視サービスデスク、シングルサインオン、アクセスログ集中管理、暗号化データ保管などのクラウドインテグレーション機能も用意する。

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