Windows RT版Surfaceには「Windows 10」更新なしとMicrosoftがコメント

Windows RT 8.1搭載の「Surface」および「Surface 2」はWindows 10にはアップデートできないが、幾つかの新機能を盛り込んだ別のアップデートが提供される見込みだ。

» 2015年01月23日 15時06分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftの次期OS「Windows 10」は、ARM搭載の「Surface」シリーズには対応しない──。米CNETは1月22日(現地時間)、Microsoftからのこのような声明を報じた。

 Microsoftは同メディアに対し、「Surface Pro 3(およびSurface Proシリーズ全般)はWindows 10にアップデートされる。Surfaceのアップデートも準備中だ。このアップデートは、Windows 10の機能の幾つかが含まれる。詳細は追って発表する」と語った。

 Surfaceとは、2012年のSurfaceシリーズ発表当初、「Windows RT版Surface」と呼ばれていたARMプロセッサ搭載版タブレット。Microsoftはその後Window RT版Surfaceの呼称を「Surface RT」としていたが、2013年10月にラインナップを新しくした時から、Windows 8.1搭載モデルを「Surface Pro」、Windows RT 8.1搭載モデルを「Surface」と呼ぶようになった。

 Microsoftのオンラインショップでは現在、プロセッサがNVIDIA Tegra 4でWindows RT 8.1を搭載する「Surface 2」を販売している。

 surface Surface 2とSurface Pro 3

 同社はかつて、モバイルOS「Windows Phone」をバージョン8にアップデートした際、既存のWindows Phone端末からのアップデートをできなくしたが、代わりにWindows Phone 8の機能を使える「Windows Phone 7.8」へのアップデートを提供した。

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