Dropboxが、MacとWindowsのAdobe Photoshopなどで制作した作品をクラウドに保存し、チームでコラボレーションできるサービスPixelapseを買収した。
米クラウドサービスのDropboxが、クリエイター向けファイル管理/コラボサービスの米Pixelapseを買収する。Pixelapseが1月26日(現地時間)、公式サイトで発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Pixelapseのサービスは現在も新規ユーザーを受け付けているが、同サービスのDropboxへの統合が完了した時点で既存ユーザーに移行ツールが提供される見込みだ。
Pixelapseは2011年創業のカリフォルニア州パロアルトに拠点を置く非公開企業。Adobeのソフトウェアなどで作った作品を保存し、グループ内で共有し、アノテーションを追加しながらディスカッションするサービスを提供している。MacおよびWindowsに対応する。作品を公開するだけであれば無料で利用でき、チームでのプライベートプロジェクトで使うには3人で月額15ドルから。有料サービスではクラウドストレージを無制限に利用できる。
公開プロジェクトはPixelapseのコミュニティーが閲覧できるので、仕事のチャンスにつながる可能性もある。
創業者はスタンフォード大学やプリンストン大学の出身者で、米YCombinatorなどが出資している。
Dropboxはこれまで、写真管理サービスのSnapjoy、メッセージングサービスのDroptalk、写真や動画の保存・管理企業のLoom、ドキュメント共有・共同編集サービスのHackpadなど、クリエイター向けサービスやコラボレーションツールの企業を買収している。
同社は昨年4月、クラウドストレージサービスから“ホーム・オブ・ライフ”へとシフトする“第二章”に入ったと宣言した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.