Twitterが、これまでタイムラインにのみ表示してきた「プロモツイート」を、ヤフーのWebサイトやFlipboardなどのモバイルアプリ上にも表示すると発表した。伸びが鈍化するMAUに無関係の、新たな収入源になりそうだ。
米Twitterは2月3日(現地時間)、これまでTwitterのタイムラインでのみ表示してきた広告「プロモツイート」を、パートナー企業のWebサイトやアプリでも表示すると発表した。まず米Flipboardの同名のソーシャル雑誌アプリとヤフー(Yahoo! Japan)のWebサイトに間もなくプロモツイートが表示されるようになる。
例えばFlipboardの場合、プロモツイートの広告主は、ダッシュボードで指定することでTwitterとTwitter外にプロモツイートを同時配給できるようになる。
Twitterはここ数四半期、月間アクティブユーザー数(MAU)の伸びが鈍化しているが、外部にプロモツイートを表示することで、MAUと関係のない広告収入増加が見込めるだろう。
同社によると、Twitter外に表示されるオーガニックなツイートのインプレッションは、2014年第3四半期だけでもおよそ1850億だったという。
Flipboardでのプロモツイート表示を少数の広告主とテストしたところ、Flipboardも広告主も“期待できる結果”を得たという。
同社のディック・コストロCEOは昨年11月に開催した金融アナリスト向けイベントで、毎月何億人もがログインせずにTwitterを見ていると語っており、外部へのプロモツイート表示はこうしたインプレッションを収入につなげる対策になる。
Twitterは2月5日に2014年第4四半期(10〜12月)の業績を発表する。
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