米Twitterは1月27日(現地時間)、公式モバイルアプリにDM(ダイレクトメッセージ)でのグループメッセージ機能と30秒までの動画投稿機能を追加したと発表した。向こう数週間中に“ローリングアウト”するアップデートで利用できるようになる(動画投稿機能はまずはiOSのみで、Androidでも間もなく利用できるようになる)。
Twitterはこれまでプライベートなコミュニケーションをあまり重視してこなかったが、昨年11月、金融アナリスト向けイベントで、ユーザー数増加施策の一環としてDMへのファイル添付機能を発表した。その際、先日発表した「Recap」にも触れ、さらに多くの機能を追加すると予告していた。
グループDM機能の欠如は、LINEなどの後発のモバイルソーシャルサービスにユーザーを奪われる一因となっていた。また、競合する米Facebookは近年、動画投稿機能に注力しており、1日当たりの動画視聴数が平均10億回以上と発表している。
DM作成画面の「名前を入力してください」に複数のユーザー名を入力できるようになった。1つのグループメッセージに追加できるのは20人まで。グループ内のユーザー同士はお互いにフォローしていなくても会話できる。グループに追加された人にはプッシュ通知が送られる。
グループメッセージでの会話は、LINEなどと同様にグループ内のメンバーのみに表示されるプライベートなものだ。
Twitter傘下のVineとほぼ同じ手順で、Twitterの中でVineの6秒より長く、ループしない30秒までの動画を投稿できるようになる。
利用できるようになると投稿画面にカメラに加えてビデオカメラのアイコンが表示されるようになり、これを長押しすると撮影が始まる。Vine同様、複数のクリップをつなげられ、撮影後不要なクリップを削除するなどの編集が可能。
Twitterは試験的に一部の企業ユーザー向けにアナリティクス付き10分動画投稿機能も提供しているが、一般ユーザー向けは30秒だった。
同社は動画投稿の例として、今年のアカデミー賞授賞式で司会を務める俳優、ニール・パトリック・ハリスのツイートを紹介した。
セレブが動画を投稿するようになれば、そのファンユーザーの定着率が高まりそうだ。
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