Googleが、モバイル端末の写真と動画をユーザーのPCで構築するプライベードクラウドに保存するサービスOdyseeを買収する。OdyseeのチームはGoogle+に参加する。
米Googleが、写真/動画の保存/共有サービスを手掛ける米新興企業Odyseeを買収する。Odyseeが自社のWebサイトで2月9日(現地時間)に明らかにした。
OdyseeのチームはGoogle+のチームに参加するという。
現行のサービスは23日まで継続し、ユーザーはその後、同サービスで保存している動画および写真をアーカイブとしてエクスポートできる。OdyseeにはiOSおよびAndroidアプリがあるが、いずれもそれぞれのアプリストアから既に削除されている。
Odyseeは、iOSおよびAndroid搭載端末で撮影した写真や動画を、クラウドではなく、ユーザーが所有するPCのHDDなどを利用して構築するプライベートクラウドに保存するというサービス。ユーザーは保存先を意識せず、仮想のフォルダにコンテンツを高解像度のまま保存し、アプリを使って家族や友人とそれらのコンテンツを共有できる。アプリは無料で、利用料金は2年目からは年額5ドルだった。
Odyseeは「Googleに参加して人々が愛する素晴らしい製品の構築に引き続き集中できることを非常にうれしく思っている」としている。
GoogleのGoogle+には高度な写真編集機能を持つ写真サービス「フォト」があり、Odyseeのコンテンツ保存技術はこのフォトに統合されるとみられる。
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