Amazon、1プッシュで日用品を発注できる“どこでもボタン”「Dash Button」

Amazon.comが、日用品の発注機能を搭載するIoTボタンガジェット「Amazon Dash Button」の提供を招待制で開始した。1プッシュであらかじめ設定した商品(洗剤やトイレットペーパー)を発注できる。(エイプリルフールネタではありません。)

» 2015年04月01日 12時09分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Amazon.comは3月31日(現地時間)、プライムユーザー向けの新サービス「Amazon Dash Button」の招待制βテストを米国で開始した。Dash ButtonはWi-Fiに接続する物理的なボタンで、1プッシュで設定した日用雑貨品をAmazonに発注できるというIoT(モノのインターネット)サービスだ。

 dash 1

 Dash Buttonを使うには、まずAmazonの公式アプリ(Android/iOS)でボタンとスマートフォンを超音波で同期させてから、アプリでボタンをWi-Fiネットワークに追加する。次にアプリ上に表示されるボタン対応商品一覧から、そのボタンに割り当てる商品を選ぶ。

 dash 2 スマートフォンとの同期

 ボタンの背面は粘着剤で壁などに接着できるようになっており、トイレットペーパーのストックや洗剤置き場のそばなどに貼っておける。在庫がもうすぐなくなるタイミングでその場でボタンを押せば、なくなってからあわてることもない。

 dash 3 例えばコーヒーのカートリッジが入っている引き出しの上にカートリッジ用ボタンを設置する

 ボタンを押すとすぐにAmazonアプリにプッシュ通知が来るので、間違えて押した場合や発注数を変える場合はアプリで操作できる。また、1度ボタンを押すと、発注した商品の配送が完了するまで何度押しても有効にならない。

 Amazonは昨年4月から、音声あるいはバーコードの読み取りで商品を発注するガジェット「Amazon Dash」をAmazonFresh会員向けに提供しているが、Dash ButtonはAmazon Dashをさらに手軽にしたその発展形といえる。

 立ち上げ段階でDash Buttonに登録できる商品は、トイレットペーパーや紙おむつ、洗剤、化粧品、髭剃りの替え刃、ドッグフード、ミネラルウォーターなど。

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