GoProでの生中継を可能にする「HEROCast」、7500ドルで発売へ

ウェアラブルカメラのGoProが、プロレベルの高精細ライブ動画の中継を可能にする小型無線トランスミッター「HEROCast」を発表した。小売希望価格は7500ドル(約90万円)。

» 2015年04月14日 14時07分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 ウェアラブルカメラと付属アクセサリのメーカー、米GoProは4月13日(現地時間)、動画関連技術企業の英Vislinkと共同開発した小型無線トランスミッター「HEROCast」を発表した。GoProの「HERO4」および「HERO3+」と接続することでプロレベルの高精細なライブ動画を中継できるという。希望小売価格は7500ドル(約90万円)だ。

 hero 1 HEROCast(HERO4は別売)

 現在市場にある無線トランスミッターよりバッテリー消費が50%少なく、COFDM HD無線トランスミッターとしては最小・最軽量という。カメラとはHDMIケーブルで接続する。撮影データをH.264で1080/60fpsまたは720/60fpsにエンコードして送信する。バッテリー持続時間は約40分。

 POV(視点ショット)用に身体にマウントしたカメラと接続するための「HEROCast」と、自動車などに搭載するための一体型の「HEROCast BacPac」の2モデルある(いずれも7500ドル)。

 hero 2

 既にスポーツ専用チャンネルのESPNやプロアイスホッケーリーグのNHLなどが採用し、試合の生中継で試験的に使っている。

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