2割のコスト削減目指す みずほ銀、海外勘定系システム基盤にIBMの新世代メインフレーム採用

みずほ銀行が、IBMの新世代メインフレーム「IBM z13」の採用を決めた。アプリケーションを統合・集約したプライベート・クラウド基盤として構築され、海外勘定系システムとして活用される。

» 2015年04月30日 21時55分 公開
[ITmedia]

 目標は運用コストの2割削減と顧客サービスの拡充――。みずほ銀行が、海外勘定系システム基盤にIBMの最新メインフレーム「IBM z13」を採用した。2016年後半の稼働開始を目指してシステムの構築を行う。

 IBM z13は強力なトランザクション処理が可能なメインフレームで、データの収集、レポート、解析を1つのシステムで行えるのが特徴。同銀行では現在、IBMのIBM z Systemsがダイレクト・チャネル基盤、勘定系システム基盤として稼働しており、最新モデルのIBM z13は海外勘定系システムの基盤として採用された。

 みずほ銀行では、銀行業務や信託、証券などの業務を一元的に支える共通ITプラットフォームの構築を進めている。IBM z Systemsのプライベート・クラウド基盤上にアプリケーションを統合・集約し、運用負荷を軽減することでコスト削減と顧客サービス拡充を目指す。

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