Windows 10にはEdgeとIE 11の2つのWebブラウザが用意されている。古いIEをベースとしたシステムが構築されている企業ではIE 11を利用すれば、Windows 10を問題なく採用できるだろう。
EdgeではIEがサポートしていたActiveX、Browser Helper Objects(BHO)、Document Modes、Vector Markup Language(VML)、VBScript、attachEvent/removeEven、currentStyle、conditional Comments、IE8 layout quirks、DirectX Filters and Transitionsなどの機能が削除された。
また、ユーザーエージェント(ブラウザを判別するための文字列)にAppleWebkitやChrome、Safariなどの文字列を返すようになる。つまり、EdgeはIEの独自機能を持たないChrome、Safari、Firefoxなどのモダンブラウザと同様の機能を持つブラウザとして動作する。
WebブラウザがEdgeになることで、画面サイズの異なるPCやスマートフォンでも画面サイズに合わせて表示できるようになった。Edgeがあれば、どんなデバイスでも利用できるようになる。
一方、IEの場合はWindows Phoneなどの画面サイズの小さなモバイルでWebページを表示しようとすると、PCのIEと同じように表示され、画面を拡大表示しないと文字も読めないといったことになっていた。画面サイズの小さいデバイスでEdgeを利用している場合は、モバイル用に表示されるというわけだ。
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