「厚切りジェイソン」氏に聞く、グローバル展開の難しさ(3/3 ページ)

» 2015年06月05日 08時00分 公開
[池田憲弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

「Salesforce.comの売却はあり得ない」

 これらの分野は、「どれも巨大かつ可能性の大きなマーケット」と社長の佐藤氏は考えている。新たなビジネスを開拓し、業界トップのポジションを維持することを重視している。

 「専業のクラウドインテグレーターでは、現在でもナンバーワンのポジションにあると考えているし、これを維持したい。マラソンに例えれば、先頭集団の先頭にいたい。今後は技術だけではなく、活用シーンについてもイノベーションを起こしたい。活用シーンに注目が集まっているのは、クラウドが浸透してきた何よりの証拠だ」(佐藤氏)

 2015年4月にSalesforce.comが買収されるとの報道があったが、佐藤社長は「マーク・ベニオフ(Salesforce.comのCEO)の性格からして、マイクロソフトに売却するとは思えない。断言してもいい」とこれを一蹴。Microsoft Azureの取り扱いについても「ニーズがあれば考えるが、現時点で計画はしていない」という。

 10年後の目標について聞かれると、「3年ぐらいの中期計画は作っているが、10年後となると予測がしにくい。そもそも10年後にクラウドが主流かどうかは分からない。だが、クラウドに対するニーズがある限り成長していく」とアピールした。

関連キーワード

クラウド | Salesforce.com | IoT | テラスカイ


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ