帳票を運用管理する新機能、グレープシティがリリース

「ActiveReports」に開発した帳票の利用や管理を支援する機能を追加できる。

» 2015年07月16日 17時24分 公開
[ITmedia]

 グレープシティは7月16日、.NET対応帳票開発ツール「ActiveReports for .NET 9.0J」のProfessional エディションに帳票の利用や管理を支援する機能を追加するソフトウェア「ActiveReports 9.0J Server」をリリースした。ActiveReports for .NET 9.0J Professional エディションのユーザーは無償利用できる。

 ActiveReports 9.0J Serverは、ActiveReportsで作成された帳票を運用管理するための製品。ActiveReports for .NETで作成した帳票をActiveReports Serverに取り込み、システム管理者とユーザーはそれぞれを対象としたポータル画面から帳票の利用、管理ができる。

利用イメージ

 管理者向けポータルではロールの設定/変更や帳票の登録/削除、カテゴリの作成/編集、システム監査の設定などが操作できる。ユーザー向けポータルでは帳票の実行や閲覧(iPhone、iPadにも対応)、保存、更新や作成などの履歴確認などが行える。

 また、帳票開発者はActiveReports for .NETを利用するVisual Studioから帳票データをActiveReports Serverへ直接アップロードしたり、編集したりでき、バージョン管理も可能。外部システムと連携するための24種類のWebサービスメソッドも提供される。

エンドユーザーデザイナとActiveReports Serverの連携

 ActiveReports Serverの稼働には、MicrosoftのInternet Information System(IIS)が必要。システムは「サーバー」と「エージェント」で構成され、「エージェント」は最大5台までのコンピュータにインストールして分散構成でも運用できる。

 なお、ActiveReports for .NET 9.0J Professional エディションのユーザーではない場合は、同製品のライセンス購入が必要。ライセンス価格(税込み)は開発ライセンスが30万2400円、コアサーバーライセンスが12万960円(2コア)となっている。

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