感情を理解するロボットとして知られるPepperが就職活動を開始。月給5万5000円で受付や接客などの業務をこなすという。
月給5万5000円で、あなたの会社のお手伝いをします――。ソフトバンクの人型ロボット、Pepperが就職活動を開始した。受付や接客業務を手伝い、対応した人の反応や感情を雇い主にフィードバックするという。
ソフトバンクとソフトバンクロボティクスが提供する「Pepper for Biz」という企業向けレンタルサービスで実現するもの。企業は、受付や簡単な接客に対応する法人向けアプリケーションを搭載したPepperを、月額5万5000円で借りることができる。
商品の名前や写真、質問事項をインプットすることで、Pepperに自社製品の宣伝をしてもらうことが可能。Pepperは接客した相手をカメラを通じて解析し、性別や年齢、説明を聞いたときの感情などを管理者にフィードバックする。アプリケーションは自社のニーズに合わせたカスタマイズにも対応する。
複数のPepperを一括管理し、接客情報などを蓄積して活用するための「Pepper for Bizプラットフォーム」も提供。サポートは電話やWebの専用窓口が用意され、故障時には何度でも交換を受け付ける。
レンタルプランは36カ月契約のみで、途中解約は不可。月額利用料5万5000円のほか、初期費用として手続き手数料9800円が必要となる。
Pepperの接客ロボットとしてのポテンシャルは高く、SoftBank Worldの基調講演で紹介されたヤマダ電機の接客事例は注目を集めた。この接客システムは、IBMのコグニティブコンピューティング技術「Watson」との連携で実現している
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