AppleのBoot Campに続き、ParallelsもWindows 10をサポートした。起動速度が50%速くなった他、CoherenceモードによりOS XでWindows 10の新アシスタント機能「Cortana」を使える(Cortanaは日本ではまだ使えないが)。
米Parallelsは8月19日(現地時間)、同社製の仮想デスクトップソフト「Parallels Desktop 11 for Mac」を発売したと発表した。日本での販売価格(単体)は8500円。現在のバージョンからのアップデートは5300円。
最大の新機能は「Windows 10」への対応だ。また、今秋リリース予定の次期Mac OS「OS X El Capitan」もサポートする。
Windows 8.1および10では、起動速度が50%速くなり、新しい「Travel Mode」ではバッテリー持続時間が25%長くなる。
さらに、Windows 10の新機能「Cortana」をParallelsの「Coherence」モードでOS Xのアプリと一緒に使えるようになる。Cortanaは日本ではまだ使えないが、テクニカルプレビューには数カ月中に登場する予定だ。
El CapitanではSiriが使えるようになる見込みだが、米国ではParallelsを使えばSiriより一足先にMacでCortanaを使えるようになるわけだ。
同社はまた、新しい開発者向けエディション「Pro Edition」も発表した。「Business Edition」と同じ年額1万円で、企業向けのボリュームライセンスと管理者機能がなく、本来年額2000円の「Parallels Access」を無料で使えるというものだ。Parallels Desktopのサブスクリプションを持っているユーザーであれば、無料でアップグレードできる。詳細はこちら。
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