Googleが「Android Wear for iOS」をAppleのApp Storeで公開した。同日発売のLG製など、新しいAndroid Wear端末をiPhoneと連係できる。高価な「Apple Watch」に手が届かないiPhoneユーザーにとって、ウェアラブル端末の選択肢が広がる。
米Googleは8月31日(現地時間)、米AppleのiPhoneと「Android Wear」搭載ウェアラブル端末の連係を可能にするアプリ「Android Wear for iOS」をApp Storeで公開した。iPhone 5以降に対応する。
韓国LG Electronicsの「LG Watch Urbane」他、中国Huawei、台湾ASUSTeK Computer、中国Lenovo傘下のMotorolaが今後発売するAndroid Wear端末をサポートする。
Googleは正式に発表していないが、米9TO5Googleは既存の端末「LG G Watch」「LG G Watc R」「Moto 360」(日本では販売されていない)もiPhoneと連係できたと報じている。
iPhone版Android Wearアプリでできることは、Android版とほぼ同じだ。iPhoneアプリで受信したメールやメッセージ、「Google Now」の交通情報、気象情報、フライト状況などの情報をAndroid Wear端末で確認でき、iPhoneでAndroid Wear端末のウォッチフェイスの設定などもできる。「Google Fit」によるフィットネス機能も連係する。
メッセージの確認はできるが、Android Wearから返信できるのはGoogleのアプリ(Gmailやハングアウト)のみのようだ。
「Apple Watch」の販売価格は最低でも4万2800円。Android Wear端末は、例えば「LG G Watch」は2万2900円、「ASUS ZenWatch」は2万9800円と比較的手ごろだ。
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