Googleが企業ロゴを刷新した。従来の4色の配色はそのままに、飾りを排したサンセリフ系のフォントになり、ウェアラブル端末や車のダッシュボードなどでも見やすくなる。入力中や発音中を示すアニメーションも4色ドットに変わる。
米Googleは9月1日(現地時間)、企業ロゴの刷新を発表した。2013年9月以来2年ぶりだ。同社のサービスがPCやモバイル端末だけでなく、ウェアラブル端末や車、スマートホームサービスなど様々な画面サイズ(=マルチスクリーン)で利用されることに合わせた刷新という。
従来の青、赤、黄、緑の配色はそのままに、飾りを排したサンセリフ系になり、線も太く視認性が高まった。
Android端末のGoogleアプリのロゴなどで使われてきた小文字の「g」ロゴも変わり、4色で大文字の「G」になる。なお、この4色の配分は「Google」での4色の比率と同じになっているそうだ。
また、音声入力を促すマイクアイコンや、待機中や音声出力中であることを示すアニメーションなどが変わり、ロゴと同じ4色のドットを使ったものになった。Androidユーザーであれば、「マテリアルデザイン」を採用したAndroid 5.0 Lollipopの起動アニメーションでおなじみの動きもある。
ロゴ刷新に当っては、マテリアルデザインチームやCreative Labなど部門を横断したデザイナーがニューヨークに集い、1週間の集中デザイン会議を行ったという。
ロゴとともに、各種サービス名を表示するフォント「Product Sans」も新たに作った。ロゴと同系列のサンセリフで、数字、ラテン語、ギリシャ語、キリル文字(ロシア語)を表示できる(日本語はないようだ)。
新ロゴへの移行は既に始まっており、Google検索のページでは本稿執筆現在、旧ロゴから新ロゴに変わるアニメーションが表示される。Android端末のGoogle AppsやGoogle Nowのマイクアイコンなどは、まだ旧デザインだが恐らく“ローリングアウト”中なのだろう。
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