「Chrome 45」ではメモリの消費が平均で10%、Gmailでは25%減り、高速化したとGoogle

Googleが、Chrome安定版の最新バージョン(バージョン45)では、Flashコンテンツの停止の他、メモリ消費を改善したことにより、バッテリー持続時間が最大で15%改善したと発表した。

» 2015年09月04日 10時55分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは9月3日(現地時間)、1日にリリースした「Chrome 45」の安定版では、メモリ消費とバッテリー消費を減らすための様々な改善を行ったと説明した。

 これらの改善により、平均的なWebサイトでは10%、Gmailのような複雑なサービスでは25%、メモリ消費が減ったとしている。

 chrome 0 GoogleによるChrome 43とChrome 45のメモリ消費比較
 chrome 1 筆者の環境でも確かにGmailのメモリ消費が減った

 今回のアップデートで、起動時に前回開いていたページをすべて開くChromeの機能を有効にしている場合、タブの再読み込みの順番を、直近に開いたものからにした。また、端末のメモリが不足してくるとChromeがそれを検知し、表示しているページ以外のタブで使っているメモリを解放するようになった。タブをクリックすれば再読み込みできる。

 こうしたメモリ消費の改善と、Chrome 45のリリース時に説明した、重要でないFlashコンテンツの停止などにより、OSにもよるが最大で15%バッテリー持続時間が伸びたという。

 Googleは、今後もChromeの性能強化を続けていくとしている。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.