「これ、常識でしょ?」「ウチも使ってるし、取引先も同じようなシステムを使ってるよ」という声も聞こえてきそうです。実はこれ、完全に日本独自のガラパゴスシステムです。
欧米には“おもてなしシステム”はもちろん、このような文化や習慣、セキュリティガイドラインはありません。
信じられない! と思う方は、Microsoft ExchangeやOffice 365やGoogle Appsといった欧米製のメール製品、サービスを調べてみてください。需要があるならば機能が標準で付いていてもおかしくありませんが、追加される気配は一向にありません。
そう、この機能は本当に日本にしか需要がないのです。
どうして日本だけこうなってしまったのでしょう?
欧米はどのようにメールセキュリティの対策を講じているのでしょう?
(後編へ続く)
日本ヒューレット・パッカード株式会社 仮想化・統合基盤テクノロジーエバンジェリスト。SANストレージの製品開発部門にてBCP/DRやデータベースバックアップに関するエンジニアリングを経験後、2006年より日本HPに入社。x86サーバー製品のプリセールス部門に所属し、WindowsやVMwareといったOS、仮想化レイヤーのソリューションアーキテクトを担当。2015年現在は、ハードウェアとソフトウェアの両方の知見を生かし、お客様の仮想化基盤やインフラ統合の導入プロジェクトをシステムデザインの視点から支援している。Microsoft MVPを5年連続、VMware vExpertを4年連続で個人受賞。
カバーエリアは、x86サーバー、仮想化基盤、インフラ統合(コンバージドインフラストラクチャ)、データセンターインフラ設計、サイジング、災害対策、Windows基盤、デスクトップ仮想化、シンクライアントソリューション
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