ビッグデータ、アナリティクス、コグニティブコンピューティング分野の強みをIoTと教育市場に生かすため、2つの部門を新設する。
IBMは9月17日、IoT関連と教育市場関連の2つの部門を新設することを明らかにした。両部門とも、同社の強みであるビッグデータ、アナリティクス、コグニティブコンピューティングを生かしたソリューション開発が狙いだ。
IBMは2015年3月に、今後4年間にわたって業界別のコグニティブコンピューティング技術、クラウドデータサービス、開発者ツールを提供することを目指して、30億ドルの投資を行うと発表している。この投資は、顧客やパートナーがIoTを通じてこれまでにない大量のデータを統合するための技術開発に費やすとしている。
新設されるIoT関連部門は、近日中に2000人超のコンサルタント、研究者、開発者から成るチームとして発足。教育部門は年内に正式に発足するという。
新部門を統括する副社長兼ゼネラルマネジャーは、ハリエット・グリーン氏。IBM入社前は、Thomas Cook GroupでグループCEO兼エグゼクティブディレクターを務め、英国のナショナルビジネスアワードで2013年のリーダーに選出されている。
NECがIoT事業を大幅拡充、社会貢献ソリューションを推進へ
自動制御の植物工場、センサー×ビッグデータ×人工知能で実現へ
“人の移動履歴”を生かしたサービス開発を支援 ACCESS、IoTソリューション提供へ
水道管の水漏れ、“センサー×ビッグデータ”で早期発見 NECが実証実験Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.