Microsoftが、メールサービス「Outlook」に「いいね!」と「メンション」の機能を追加する。同報メールで重要なものや、自分が言及されているものに気付きやすくなりそうだ。
米Microsoftは9月30日(現地時間)、メールサービス「Outlook」に米Facebookの「いいね!」と米Twitterの「メンション」のような機能を追加すると発表した。
いいね!は同日から、メンションは10月半ばから、まずは「Exchange Online」を含む企業向け「Office 365」の顧客向けに提供を開始し、最終的には2016年上半期中にすべてのOutlookサービス(Office 2016やiOSおよびAndroid版Outlookアプリを含む)で利用できるようにする計画。
いいね!はFacebookと同じような親指を立てたアイコンになっている。受信箱のリストでも、開いたメール画面でも1クリックでいいね!できる(クリックするとグレーだったアイコンがブルーになる)。誰かが自分のメールにいいね!すると、プッシュ通知が来る。
いいね!されたことはそのメールの送信者だけでなく受信者全員に分かるので、受信箱に埋もれていた重要な同報メールに気付くきっかけになりそうだ。
メンションは、メールの本文内に「@ユーザー名」と入力すると、Twitterでのメンションと同じようにその部分が青く表示される。それまで宛先に含まれていなかったユーザーをメンションすると、自動的に「To:」にそのユーザーが追加される。
自分がメンションされると、受信箱のメンションされたメールの横に青い「@」が表示される。受信箱で@がついたメールをソートすることも可能だ。同報メール内で名指しで何かのリクエストを受けたことを見逃さずに済むかもしれない。
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