Googleが、MicrosoftやIBMのグループウェアをEA(エンタープライズ契約)で採用している企業に対し、EAが切れるまで「Google Apps for Work」を無償で使えるトライアルの提供を、まずは北米で開始した。
米Googleは10月19日(現地時間)、企業向けクラウド型グループウェア「Google Apps for Work」(旧Google Apps for Business)の条件付き無料トライアルを米国とカナダでスタートしたと発表した。今後提供範囲を拡大していく計画。
このトライアルは、現在“他社の”プロダクティビティスイートを採用している企業が対象で、そのスイートのEA(エンタープライズ契約)が切れるまではGoogle Appsを無料で使えるというもの。申し込むとGoogleの販売パートナーが無償で導入をサポートしてくれる。
公式ブログには具体的な“他社”の名前は出ていないが、申し込みページには米Microsoftと米IBMの名前がある。
MicrosoftのEA(Microsoft Enterprise Agreement)は、250以上の端末またはユーザーを保有する組織で、単一の契約でクラウドサービスおよびソフトウェアライセンスを購入する場合に適用できる。価格固定で3年間の年額払いで、大幅にコストを削減できるというものだ。
Googleは資料PDFで、MicrosoftのEAとGoogle Apps for Workのコストを比較し、Google Apps導入でMicrosoft製品より70%コスト削減できると説明している。
Google Apps for Workの料金は1ユーザー当たり月額500円から。
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