Facebookメッセンジャーアプリで、Facebookでの名前が分かる相手であれば誰にでもメッセージを送れるようになる。この機能追加に合わせ、Webアプリで友達以外から受信したメッセージが振り分けられている「その他」フォルダがなくなる。
米Facebookは10月27日(現地時間)、モバイルアプリ「Facebookメッセンジャー」で友達以外にメッセージを送る機能「Message Request」を追加したと発表した。同日からiOSおよびAndroidアプリで“ローリングアウト”していく。メッセージング製品担当副社長のデビッド・マーカス氏が自身のFacebook投稿で説明した。
これまでメッセンジャーアプリでは、Facebook上で友達になっている相手にしかメッセージを送れなかったが、Facebookでの名前が分かっている相手であれば、誰にでもメッセージを送れるようになる。
FacebookのWebアプリでは既に、友達ではない相手のプロフィールページの「メッセージ」をクリックすることで相手にメールを送れる。
メッセンジャーアプリで友達以外へのメッセージ送付が可能になることに伴い、これまで友達以外から届いたメッセージが保存されてきたWebアプリの「Other Folder(日本では「その他」)」はなくなる。すべての受信メッセージは1カ所(現在「受信箱」という名称になっている)にまとまる。これまで「その他」に保存されたメッセージは見逃されがちだったが、これで見落としが少なくなりそうだ。
友達以外から届くメッセージは「Message Request」として表示され、開封したかどうかを相手に知らせずに読み、リクエストを受けるか無視するかを決められる。
Facebookがスパムだと判断したメッセージについては、従来通りFacebookが排除する。
FacebookメッセンジャーのMAU(月間アクティブユーザー数)は約7億人(3月時点)だ。
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