米Facebookは6月4日(現地時間)、iOSおよびAndroid版メッセンジャーアプリの位置情報機能の変更を発表した。
これまでは初期設定で有効になっていたメッセージの位置情報が、メッセージごとにユーザーが設定しなければ有効にならないようになる(本稿執筆現在、筆者の環境ではまだこの新機能が反映されていない)。
メッセンジャーの位置情報機能については5月末、有効なままにしておくといかに正確にユーザーの位置をトラッキングできるかを示すChrome拡張機能がリリースされ、注目を集めた。
Facebookは「位置情報の送信は完全にオプショナルな機能で、ユーザーが有効にしないかぎりFacebookが位置情報を収集することはない」と説明する。
新機能では、位置情報を単独のメッセージとして送信することになる。現在地だけでなく、地図上で選んだり、検索したりした位置を送信することも可能だ。
新しい機能が有効になると、メッセージの投稿欄の右下の[・・・]をタップする(下図左)と選択肢として[位置情報]が表示されるようになる(下図右)。
これをタップすると現在地が青い円で示される地図が表示され、[送信]をタップするとこの地図をメッセージとして相手に送れる(下図左)。受信した側は、地図をタップすると全画面表示で相手の位置を確認できる(下図右)。
例えば待ち合わせに遅れている場合、「今ここにいるのであと少しで到着します」などのメッセージに地図を添えることができる。
現在地以外の位置を送信するには、位置情報をタップして表示される地図をドラッグして送信したい場所を選ぶか、地図の下の検索バーで例えばレストラン名などを入力し、検索結果を送信する。
例えば待ち合わせ場所の候補を相談するときに便利そうだ。
Facebookは3月に開催した開発者会議「F8」で、メッセンジャーアプリのプラットフォーム化を発表した。
新しい位置情報機能がUberなどの配車サービスやレストラン予約アプリに統合されれば、様々な機能に応用できそうだ。
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