Microsoft、ホリデーCMでAppleに“歩み寄り”

Microsoftのホリデーシーズン向けテレビCMは、ニューヨーク5番街に10月に開店したフラッグシップショップから従業員がクリスマスキャロルを歌いながら数ブロック先のApple Storeに行き、Appleの従業員を祝福するというものだ。

» 2015年12月02日 09時21分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは12月1日(現地時間)、ホリデーシーズン向けテレビCM「Microsoft spreads the spirit of the season on 5th Ave」をYouTubeで公開した。同社従業員がニューヨーク5番街のフラッグシップショップに集い、地元の子ども合唱団と数ブロック先の米AppleのApple Storeまで歩き、Apple Storeの前でキャロルの「Let There be Peace on Earth」を歌うというもの。

 carol 1 Apple Storeの前でキャロルを歌うMicrosoftの従業員たち(右端)とそれを聴くApple Storeの従業員たち(左端の赤いトレーナーのグループ)

 YouTubeの概要には、このイベントのためにMicrosoftの米国中の従業員から選抜されたメンバーがショップで初めて顔を合わせ、5番街沿いのご近所に平和と調和のメッセージを届けたとある。動画内のメッセージでも、「2015年11月16日、Microsoftの従業員はニューヨークで古くからの友人に特別なメッセージを届ける」となっており、Appleとは書かれていない。

 carol 3 ご近所の古い友人にメッセージを届けるという説明

 このフラッグシップショップは10月に開店したばかり。2006年に開店したApple Storeから数ブロックの距離にある。

 carol 2 Apple StoreとMicrosoft Flagship Storeの位置関係

 AppleとMicrosoftはかつて、互いをからかうようなCMをそれぞれ放映しているが、近年はMicrosoftの開発者がAppleのWWDCでOfficeのデモを披露するなど、MicrosoftのAppleへの歩み寄りがみられる。

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