ザッカーバーグCEOの2016年の目標は“ジャーヴィス”のようなホームAIの構築

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが毎年発表している個人的な「今年の目標」の2016年版は、自宅にAI(人工知能)システムを構築すること。自分でコーディングしてアイアンマンのJ.A.R.V.I.S.のようなAI執事に育てたいとしている。

» 2016年01月04日 11時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは1月3日(現地時間)、毎年恒例の個人的な「今年の目標」の2016年版は「アイアンマンに出てくるJ.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)のようなAI(人工知能)執事を自宅に構築すること」と発表した。

 ai 1 J.A.R.V.I.S.は映画「アイアンマン」に登場する人工知能の執事(Marvel EntertainmentのWikiaより)

 同氏は毎年頭に、その年の目標を発表する。2015年の目標は1カ月に2冊本を読む、というものだった。2010年の「中国語をマスターする」という目標の成果は、2014年に中国での北京語によるQ&Aの実施で披露している。

 今年の目標では、まず既存のAI技術を研究し、自分の声をホームAIに覚えさせて、家の中のさまざまな操作──音楽の再生、電灯のオン/オフ、室温調整など──を声で指示できるようにするところからスタートするという。訪問客の顔認識でドアを自動で開くようにしたり、娘のマックスちゃんの部屋で何かあったら知らせるようにしたり、仕事面では、よりよいサービスを構築し、Facebookをさらに効果的に率いるためのデータをVR(仮想現実)で視覚化させるとしている。

 ai 2 Oculus Riftを試すザッカーバーグ氏

 「こうしたシステムを自分自身でコーディングするのは楽しい知的な挑戦になると思う」とザッカーバーグ氏。毎年の目標にはテーマがあり、今年のテーマは「インベンション(発明)」という。

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