Googleが、トヨタのLexusベースやオリジナルのプロトタイプに加え、新たにFiat Chrysler Automobilesとの提携によるミニバンタイプの自動運転車を製造すると発表した。同社が自動車メーカーと提携して自動運転車を製造するのはこれが初めてだ。
米Googleは5月3日(現地時間)、新たな自動運転車を米自動車メーカーChrysler(英Fiat Chrysler Automobiles 傘下、以下FCA)との提携で製造する計画を発表した。Googleがオリジナルの自動運転車を自動車メーカーと提携して製造するのはこれが初めてだ。
Googleの最初の自動運転車プロトタイプは、トヨタのLexusを改造したものだったが、新モデルはChryslerのミニバン「2017 Chrysler Pacifica Hybrid」をベースに、最初から自動運転車として製造する。
まずは100台製造し、年内に路上テストを実施する計画という。
Googleは2015年夏からステアリングもブレーキもない自動運転車のプロトタイプをテストしている。FCAの新モデルはこのプロトタイプより大型になる。
FCAがGoogleのコンピュータやセンサーなどの自動運転システムを搭載しやすいように設計する。乗降しやすい工夫や、ハンズフリーで開閉できるスライドドアなども計画しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.