オンライン決済のPayPalが、Slackのチームメンバー同士で送金できる「PayPal bot」をSlackのアプリストアで公開した。まずは北米など数カ国で利用できるようになった(日本はまだ)。
オンライン決済の米PayPalは2月7日(現地時間)、米Slack Technologiesのコラボレーションツール「Slack」のユーザー同士での送金を可能にするPayPal botを、北米、英、オーストラリアのSlack App Directoryで無料公開した。日本で使えるようになるかどうかは不明。
SlackのアカウントをPayPalのアカウントと連係させておけば、メッセージとして例えば「/PayPal send $5 to @Dave.」と入力するだけで送金(この場合はデイヴさんに5ドル送金)できる。
デモ動画(記事末に転載)では、帰社する途中でカフェに寄った人がチームのSlackに「何か買っていこうか?」と投稿し、それに対して注文をリクエストした同僚が飲み物の代金を先に支払った様子を紹介している。この他、割り勘にした飲み代や同僚へのプレゼント代などをSlack内で集金できるだろう。
Slackは2015年にアプリストアを開設しており、この他にも米GoogleのGoogleドライブの更新を知らせる「Google Drive Bot」やソーシャルワープロ「Quip」と連係するbotなど、多数のbotが公開されている。
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