自動運転車は、自動化の度合いによって5つのレベルに分類できます。それぞれの特徴を整理し、自動運転車の普及によって期待される効果についても考察します。
カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。
人間が運転操作を行わなくとも自動的に走行できる自動運転車の市販が始まっています。このような自動車は、自律走行車、ロボットカー、「UGV(Unmanned Ground Vehicle)」などと呼ばれ、車に搭載されたセンサーで周囲の状況を読み取り、人工知能の技術を使って安全性を自ら判断して走行します。公道以外の限定された環境(鉱山、建設現場など)では、既に先行して需要が広がりつつあり、建設機械大手のコマツ、キャタピラーなどの企業が販売を拡大しています。
自動運転車の自動化のレベルについては、以下のように定義されています。
事故責任はレベル3までは運転者、レベル4は自動車になると考えられています。
このような自動車の登場により、次のような効果が期待されています。
一方で、ドライバーを対象とした自動車保険は必要なくなり、長距離輸送時の休憩場所や宿泊施設は、その需要を減少させてしまう可能性があります。
日本IBMで営業として大手電気・電子製造業の顧客を担当。1995年に日本IBMを退職し、次代のITビジネス開発と人材育成を支援するネットコマースを設立。代表取締役に就任し、現在に至る。詳しいプロフィルはこちら。最新テクノロジーやビジネスの動向をまとめたプレゼンテーションデータをロイヤルティーフリーで提供する「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」はこちら。
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