Googleが昨年6月に立ち上げたソーシャルサービス「Google Spaces」を4月17日に終了し、コンテンツも完全に削除する。Orkut、Buzz、Waveと同じ運命をたどる。
米Googleは、2016年5月に立ち上げたソーシャルサービス「Google Spaces」を4月17日に終了するとヘルプページでひっそりと発表した。
ユーザーがサービスを開くと、トップに終了の告知が表示される。
終了までのステップは、まず3月3日に読み取り専用になって新しい投稿やコメントができなくなり、4月17日まではコンテンツの表示・保存・印刷・削除などが可能(詳細はヘルプを参照のこと)。4月17日にはすべてのコンテンツが削除される。
公式ブログやGoogle+での発表はないので具体的な終了の理由は不明。ヘルプには「誠に残念ながら、2017年4月17日をもちましてGoogle Spacesの提供を終了させていただくこととなりました」と記載されている(英語版のヘルプには「終了は困難な決断だったし、皆さんに分かれを告げるのもつらい」とも)。「Spacesの目的は、少人数グループでコンテンツを共有するためのより良いサービスを提供することでした。今後は、この経験を他のGoogleサービスの向上に活かしてまいります。今後ともGoogle をよろしくお願いいたします」(Spacesチーム)
Googleはこれまでも幾つかソーシャルサービスを立ち上げているが、なかなか軌道に乗らない。2004年に立ち上げた「Orkut」は2014年に終了。2009年に発表した「Google Wave」は2010年に終了した。2010年にスタートした「Google Buzz」は2011年10月に終了した。2011年6月に立ち上げた「Google+」は現在も提供しているが、一般ユーザー向けのSNSから「Google for Work」のコアへと、その位置付けが変わっている。
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