「Ryzen 7」を発売したばかりのAMDが、ミッドレンジの「Ryzen 5」シリーズを4月11日に発売する。ベンチマークでは、最上位モデルの1600Xは「Core i5 7600K」より69%高性能だったとしている。
米AMDは3月15日(現地時間)、デスクトップPC向け新プロセッサ「Ryzen 5」を発表した。4月11日に世界で発売する計画だ。
Ryzenは、同社のコアアーキテクチャ「Zen」を採用するPC向けプロセッサのブランド名。Ryzen 5は、2月に発表した「Ryzen 7」に続くミッドレンジモデルだ。Ryzen 7の予約台数は過去最高だったという。
Ryzen 5のラインアップは4種類で、価格は最低スペックの4コア/8スレッドの「1400」が169ドル、最高スペックの6コア/12スレッドの「1600X」が249ドルだ。
Ryzen 5は、モデル名から分かるように、Ryzen 7より手頃な価格で高性能なパフォーマンスの提供を目指した製品。Cinebench R15 nTでのベンチマークテストでは、シリーズの最上位モデルである1600Xは、米Intelの「Core i5 7600K」より69%高性能だったとしている。
同社は、Ryzen 5向けの純正CPUクーラー「Wraith Spire」と「Wraith Stealth」も発表した。クーラーが付属するかどうかを含むスペックは以下の通りだ。
エントリー向けの「Ryzen 3」シリーズは、年内発表の見込みだ。
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