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» 2017年06月04日 08時00分 公開

敵は社内にあり! 抵抗勢力との向き合い方 榊巻亮の『ブレイクスルー備忘録』(2/2 ページ)

[榊巻亮,ITmedia]
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社内の抵抗にあえいでいる場合ではない

 「全力で目の前の仕事をしていればよい」という時代は、はるか昔に終わった。

 何が正解なのか分からない中、手探りで、いろいろな人の知恵を借りながら、必死に新しい何かを生み出さなければならない。

 そんなときに社内の抵抗にあえいでいる場合ではない。社内でいがみ合っている場合ではない。他社としのぎを削り、海外企業と渡り合うために、会社が一丸となって変革を起こしていかなければならない。

 にもかかわらず、「社内調整」という名の「抵抗」に、変革のスピードや勢いが大幅にそがれている。誰もが会社をよくしたいと思っているはずなのに、なぜこうなってしまうのか……。ここにメスを入れるために、この本を書いた。

「人の態勢・気持ち」にフォーカスを当てたノウハウ本はなかった

 「人の態勢・気持ち」≒「抵抗」にフォーカスを当てたノウハウ本が世にほとんどなかったので、今回ケンブリッジのノウハウをまとめることにした。

 三枝匡さんの企業変革3部作は、「人の態勢」「抵抗」を重視した素晴らしい本だが、ほとんど実話であり、企業変革のドキュメントである。それゆえ、「三枝さんのような変革ができたら理想だけど、彼のようなスーパーマンだからできること……」という見方も多い。

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 本書では、抵抗と向き合うときに気を付けるべきセオリー、原理原則をまとめた。ごく普通のビジネスパーソンでもできることばかりだ。むしろ企業に勤める全てのビジネスパーソンがこの原理原則を押さえていれば、変革はずっと楽になるだろう。それゆえ、内容はかなり泥臭い。

 ロジカルなコンサルタントの世界とは少しイメージが違うかもしれない。しかし日本企業の変革には泥臭さやちょっとした心持ち、ほんの少しの工夫が絶対に欠かせないのである。本書では徹底的にそこにフォーカスを当てている。

※企業変革のロジカルな部分≒「企画の質」の部分は、前著『業務改革の教科書』を参照していただきたい。

では、抵抗とどう向き合えばいいのか?

 今回から7回に分けて、「抵抗勢力との向き合い方」を少しずつ、解説していこうと思う。第1回の今回は、予告編。次回は「2. 抵抗とは何か?」について解説したい。

  1. 抵抗勢力との向き合い方 〜予告編〜
  2. 抵抗とは何か? 〜抵抗は悪ではない、むしろ歓迎せよ〜
  3. 隠れた抵抗を見逃すな 〜隠れた抵抗こそ全てのカギ〜
  4. 表に出た抵抗に対処する 〜2つのズレを解消せよ〜
  5. 頑固な抵抗に対処する 〜7つの常とう手段を総動員〜
  6. 誰を巻き込むべきか 〜チーム編成の極意〜
  7. 強い変革チームを立ち上げる 〜対症療法ではなく、根治治療で抵抗と戦う〜

著者プロフィール:榊巻亮

book 抵抗勢力との向き合い方

コンサルティング会社、ケンブリッジのコンサルタント。1級建築士。ファシリテーションとITを武器に変革プロジェクトを支援しています。

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