MicrosoftのSlack対抗コラボレーションツール「Microsoft Teams」に、組織外のメンバーをゲストとして追加できるようになった。「Azure AD」が必要だが、将来的にはMicrosoftアカウントで参加できるようになる見込みだ。
米Microsoftは9月11日(現地時間)、チームコラボレーションツール「Microsoft Teams(以下、Teams)」に、組織外のメンバーをチームに追加する機能を追加したと発表した。
Teamsは、同社が3月に企業の「Office 365」ユーザー向けに公開した、米Slackの「Slack」対抗のコラボレーションツール。6月には教育機関向けOffice 365でも利用可能になった。
ゲスト追加機能は、「Office 365 Business Premium」「Office 365 Enterprise」「Office 365 Education」で利用できる。
組織外のメンバーのゲスト参加はユーザーからのリクエストが非常に多い機能だったという。まずは「Azure AD」のアカウントを持つ人を追加できるようにした。将来的にはMicrosoftアカウント(MSA)を持つ人も追加できるようにする計画だ。チームのオーナーがゲストを招待・追加できる。
招待された側にはメールが届き、これを受けるとチームに参加できる。
Office 365の管理者とチームオーナーはそれぞれゲストの権限を調整できる。また、ゲストのアクティビティを監視でき、いつでもゲストを削除できる。
ゲストが参加するとチーム全員に通知され、ゲストのプロフィール画像にはゲストと分かる印が付く。
ゲストは、オーナーが許可すればチャットやチャネルに参加でき、メッセージの投稿やチャネルへのファイル投稿などほとんどのことができるが、チャットへのファイル投稿、アプリの追加、新しいチームの立ち上げ、他の公開チームの検索と参加はできない。
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