MozillaのWebドキュメントサイト「Mozilla Developer Network」が「MDN Web Docs」に改称し、MicrosoftのEdgeやGoogle Chromeの関連文書も集約するクロスブラウザ対応ネットワークを目指す。
Mozillaは10月18日(現地時間)、「MDN Web Docs」へのWeb開発者のための関連ドキュメントの集約を目指し、Microsoft、Google、Samsung Electronics、W3Cなどと協力していくと発表した。
MDN Web Docsは、これまでMDN(Mozilla Developer Network)と呼ばれていたWebサイトを改称したもの。HTMLやJavaScript、Web標準関連の文書だけでなく、Mozillaの「Firefox」、Microsoftの「Edge」、Googleの「Chrome」など、各Webブラウザの技術文書も集約することで、クロスブラウザなWebサイトを開発しなければならない開発者の便宜を図る。
MicrosoftとGoogleはこれまでもMDNに貢献してきたが、同日結成の「MDN Product Advisory Board」(MDNの製品諮問委員会)に参加し、現在それぞれのWebサイトで管理している文書もMDN Web Docsに移管していく。
Microsoftは17日に実施した「Windows 10 Fall Creators Update」でアップデートしたEdgeのWeb APIもMDNに提供済みだ。
MDNには現在、3万4500件以上のドキュメントがあり、2万500人以上のユーザーが貢献しているという。日本語を含む47カ国語に対応している。
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