Alibabaが2009年から11月11日に開催している「独身の日」の24時間限定セールの取引総額が1683億元(約2兆8777億円)と過去最高を記録した。注文の90%がモバイル経由だった。
中国Alibaba Group(阿里巴巴)は11月12日(現地時間)、中国で「独身の日」とされている11月11日に開催した特別セール「11.11 Global Shopping Festival」の取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)が前年比39%増の1683億元(約2兆8777億円、約253億ドル))と、1日当たりの売上高として過去最高を更新したと発表した。
11月11日は1が並ぶことから、中国では独身者の日とされている。TaobaoやTmallなどを傘下に持つAlibaba Groupは、2009年からこの日に若い独身者向けの24時間限定のセールを開催してきた。
毎年豪華なゲストを迎えて開催されるオープニングガラの今年のゲストは、ファレル・ウィリアムスやニコール・キッドマンなどだった。
GMVは、Alibabaのマーケットプレイス上でAlipay経由で発注された総額であり、Alibabaの総売上高ではないが、独身の日の規模の指標になっている。
世界の14万以上のブランドが1500万点以上の商品をTmallで提供した。売り上げの90%がモバイル経由だった。Alipayは昨年より41%増の1秒当たり32万5000件の注文を処理した。
米国でオンラインの売上高がピークになるブラックフライデーとサイバーマンデーの2016年の総売上高は合わせて約64億5000万ドルだった。
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