Twitterが、本人であることを示す青いバッジをアカウントに与える「認証済みアカウント」がTwitterがそのユーザーを認めていることだと見なす“誤解”に対処するため、ガイドラインを変更し、本人であってもTwitterルールに反する行為があるとバッジを剥奪するようになった。
米Twitterは11月15日(現地時間)、一時的に停止していた「認証済みアカウント」機能のガイドラインを改定し、機能を近く再開すると発表した。
また、過去に認証したが新ガイドラインに沿わないアカウントの認証を取り消すという。
認証済みアカウントとは、著名なアカウントが本人あるいは公式のものであることを示すためのもので、アカウント名の下に青いバッジが付くというもの。だが、著名人に付くことが多いこともあり、この青いバッジはTwitterが承認したアカウントと見なされることが多く、Twitter自身もそれに気づきつつ対策してこなかった。
同社は9日、白人至上主義的な発言を繰り返すジャーナリスト、ジェイソン・ケスラー氏のアカウントを認証済みとしたことに対し、メディアやユーザーからの批判が高まったことを受け、アカウントの新規認証を停止していた。
問題の発端となったケスラー氏のアカウントからは既に青いバッジが消えている。同氏はTwitterからのメールを添えてこれについてツイートした。
新しいガイドライン(本稿執筆現在、日本語版はまだアップデートされていない)には、認証取り消しについて、取り消し理由についての項目が追加された。従来は認証後にプロフィールを変更した場合に取り消されるとのみあったが、新ガイドラインでは、ヘイトスピーチや個人攻撃、嫌がらせなど、「Twitterルール」に反する行為をした場合も取り消すとしている。
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