“動画ファースト”を推進するFacebookが、ユーザーなら誰でも参加できる動画クリエイターコミュニティ「Facebook for Creators」を立ち上げ、インサイト機能もある単体の動画製作アプリ「Facebook Creator」をまずはiOS向けにリリースしたと発表した。
米Facebookは11月16日(現地時間)、一般ユーザーも参加できる動画クリエイターのためのコミュニティサイト「Facebook for Creators」の立ち上げと、動画製作のためのモバイルアプリをまずはiOS向けに公開したと発表した。Androidアプリも間もなく公開するという。
Facebookはこのアプリを「Facebook Creator」と紹介しているが、iOSアプリのダウンロードリンク先は本稿執筆現在、2014年に公開した「Facebook Mentions」になっている。このアプリはこれまで、認証済みページを持つ著名人のみが利用できたが、Facebook for Creatorsに登録して動画用のページを立ち上げれば、誰でも使えるようになった。
このアプリにはスタンプやフレームを追加したライブ動画を配信できる「Live Creative Kit」やFacebookだけでなくInstagramやMessenger上のコメントを一元管理できる「Community」タブ、ページのインサイトなどが含まれる。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは3日の業績発表で、「すべてのアプリの“動画ファースト”化と向こう10年のロードマップの遂行は着実に進んでいる」と語っており、今回の発表は動画ファースト化の一環とみられる。
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