JavaScriptの父が立ち上げた広告ブロックブラウザ「Brave」のビットコインによるクリエイター支援機能で、YouTuberにも寄付できるようになった。
米Brave Softwareは11月16日(現地時間)、Webブラウザ「Brave」をバージョン0.19.95にアップデートし、ビットコインでのWebサイト支援機能「Brave Payments」でYouTuber(YouTubeクリエイター)に“投げ銭”できるようにしたと発表した。
Brave Softwareは、JavaScriptの父として知られ、Mozilla.orgの共同創業者であるブレンダン・アイク氏が2015年に立ち上げた。Braveブラウザは、広告をブロックするが、Brave Paymentsで広告以外の方法でWebパブリッシャーを支援することが特徴のWebブラウザだ。
Brave Paymentsはビットコインの一種である「BAT(Basic Attention Token)」で、匿名かつ自動的にWebパブリッシャーに寄付できる機能。ユーザーとWebパブリッシャーの双方がBrave Paymentsの利用を承認すると使える。
これまではWebパブリッシャーだけが対象だったが、新たにYouTuber個人が寄付先として登録できるようになった。サンプル画像を見ると、今後他のサービスのクリエイターも対象にしていく計画のようだ。
BraveブラウザではYouTubeの動画も広告表示なしで聴できる。新機能により、YouTuberを支援したい視聴者は広告表示以外の方法でYouTuberを支援できるようになる。YouTubeは4月、視聴回数1万未満のチャンネルは広告収入なしにしたので、弱小チャンネルオーナーにとっては特に朗報だろう。
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