Mozilla Foundationが、「Firefox Quantum」と呼ぶWebブラウザの初のアップデート「バージョン58」を公開した。画像処理機能強化でさらに読み込みが速くなり、Android版ではPWA機能が追加された。
米Mozilla Foundationは1月23日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Firefox 58」をデスクトップ(Windows、Mac、Linux)およびAndroid向けに公開した。「Firefox Quantum」と称するようになってからの初アップデートだ。
デスクトップ版では、一般ユーザー向けの大きな新機能追加はないが、画像処理の改善により、ページ読み込みがさらに速くなったという。
同社オリジナルのレンダリングエンジン「Gecko」の画像システム「Quantum Render」を改善したことで、独自テストで従来より30%速くなったという。
Android版では、ブックマーク機能を改善し、従来のダイアログボックス式から全画面表示に変更した。
また、Webアプリをアプリのようにホーム画面に置けるPWA(Progressive Web Apps)的な機能も追加した。
セキュリティ関連では、重要度が4段階で最も高い「最高」に区分される脆弱性4件を含む33件が修正された。
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