深刻化するひとり情シスの「救済」、デルが出した9つの答え+α(2/2 ページ)

» 2018年01月30日 18時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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全国でセミナーやワークショップを開催

 IT関連動向調査2018を受けて、新たに掲げられたのが「9つの打ち手+α」だ。従来の攻めと守りのITに加え、「防」と「走」が追加された。

 具体的には、CSIRTによるセキュリティ事故発生後のプロセス整備(防)と、ITに関するライフサイクルの全てを一元管理することで、各フェーズにおける運用経費などの負担軽減、働き方改革支援ソリューションの提供(走)が、それにあたる。

 さらに2018年2月から、中堅企業向けにCSIRTをテーマにしたセキュリティセミナーやIPAセキュリティワークショップを全国で実施する。

photo 「防」と「走」が加わり、支援の幅が広がった「9つの打ち手+α」
photo ゆりかごから墓場まで、各フェーズで顧客を支援する
photo 中堅企業の働き方改革を支援するソリューションを展開する

 実際、2017年から取り組んできた中堅企業向け対策により、デルの国内市場シェアは同ジャンルで大きく伸びた。その原動力となったのは、ひとり情シスにコンシェルジュが付いて営業日であれば30分以内に対応できるように体制を強化したことで、規模自体は昨年の倍になったという。

 清水氏は、デル創業者マイケル・デル氏が自身の「デルの革命」で指摘した、独自のニーズを持つ中堅企業に対して、「今後も各種ソリューションやサービスを提供する」とまとめた。

photo 中堅企業のPCシェアは、2017年比で11ポイントも増加した
photo シェア向上の原動力となったコンシェルジュサービス
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