ドローンでの配送テストを続けている米Amazon.comが出願した、届け先のユーザーがドローンに手を振ったり声を掛けることで着陸場所を指示できるようにするシステムの特許をUSPTOが公開した。
米Amazon.comが出願した配送ドローンについての「無人航空機(UAV)と人間の相互作用」特許を、米特許商標局(USPTO)が3月20日(現地時間)に公開した。
2016年7月に出願されたこの特許の説明画像では、男性がUAV(ドローン)に向かって何かを言いながら手を振っている。
AmazonのUAVは、搭載したカメラやセンサーで送信先のユーザーのジェスチャーや声に反応して動き、荷物を届ける。
ユーザーは自分の荷物を運んでくるドローンとスマートフォンなどでも交信でき、肉眼で確認できるようになってからジェスチャーと音声でも制御できる。
ドローンをジェスチャーで動かす機能は既に中国DJIの「Spark」などで実現済みだ。
Amazonのこのシステムが実現するかどうかはまだ分からないが、同社は既にドローン配送のテストを開始しており、ドローン専用配送センターなど多数の関連特許を申請している。
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