Googleが、Google Playストアに登録されている複数のアプリに広告詐欺コードを含むSDKが利用されていたとして、該当するアプリの開発者に削除を求めた。猶予期間中にSDKを削除しない場合は措置をとるとしている。
米Googleは12月7日(現地時間)、Androidアプリの公式ストアGoogle Playストアに登録されている複数のアプリが、広告詐欺コードを含むSDKを利用していることが調査の結果明らかになったと発表した。
Googleは、該当するアプリ開発者にSDKを削除するよう依頼した。これらのアプリはGoogle Playデベロッパーポリシーに違反しているが、多くのアプリ開発者はこのSDKに広告詐欺コードが含まれることを知らずに使っているとしてアプリを削除する前に猶予を設ける。
この詐欺コードは3つの広告ネットワークSDK(広告ネットワーク名は公表されていない)に含まれており、クリックインジェクションという広告詐欺の手口に使われるものという。
同社は「アプリストアの不正使用の痕跡が発見されたため、12月3日に2件のアプリを削除した」としており、この2件のアプリは3日に米BuzzFeedが報じた中国Cheetah Mobileの「CM File Manager」と中国Kika Techの「Kika Keyboard」とみられる。
この問題はまだ調査中で、ポリシー違反の証拠がさらに見つかった場合は追加措置を行うとしている。
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