Webブラウザ「Firefox」がバージョン65になり、Webサイトによるトラッキングを防止する「コンテンツブロッキング」の設定メニューが分かりやすくなった他、ナビゲーションバーでトラッカーとクッキーをチェックできるようになった。危険度「最高」3件を含む8件の脆弱性も修正された。
米Mozilla Foundationは1月29日(現地時間)、Webブラウザ最新版となる「Firefox 65」を公開した。前日発表した「反トラッキングポリシー」に基づき、コンテンツブロッキング(トラッキング防止)機能を強化した。
Firefoxではバージョン63からサードパーティーによるトラッキングを防止する機能を導入している。バージョン65では、コンテンツブロッキングの設定画面がよりシンプルになり、ブロッキングのレベルを選びやすくなった。また、新たに「カスタム」が追加された。
さらに、Webページを開いた状態でナビゲーションバーのURLの左横に表示される(i)をクリックすると、現在のブロッキング設定の状態と、開いているページで何がトラッキングされているかが表示されるようになった。ここから直接設定変更ページに飛べる。
この他、Windows版では動画圧縮の「AV1」をサポートした。
セキュリティ関連では、危険度レベルが最高の「Critical」3件を含む8件の脆弱性も修正された。
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