三井物産は、健康を意識した買い物でポイントがたまる共通ポイントプログラム「ウェルネス貯金(ウェルちょ)」を開始。たまったポイントでマッサージや健康診断などを受けられる。システム基盤には、IBMのブロックチェーン技術を活用し、高い改ざん耐性やセキュリティを担保した。
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三井物産は2019年2月8日、日本IBM、フィノバレーなどと共同で、消費者の健康増進を支援する共通ポイントプログラム「ウェルネス貯金(ウェルちょ)」を開始すると発表した。ポイントの付与や利用を支えるシステムには、IBMのブロックチェーン技術を活用。本格展開に向け、2019年2月15日から5月14日まで、広島市で同プログラムの実証実験(ソフトローンチ)を実施する。
「ウェルちょ」は、三井物産の100%出資の子会社であるグルーヴァースが中心となり、食品メーカーや自治体、薬局、病院などと組んで運営する共通ポイントプログラム。消費者のウェルネスを“応援する”参加企業(ウェルネス応援隊)が提供する商品やサービスに「エール」というポイントを付加し、対象商品を購入した消費者に、専用モバイルアプリを通じてエールを付与。消費者は、受け取ったエールを使って、健診所や薬局、マッサージ店など、消費者のウェルネスを“ケアする”施設(ウェルネスステーション)でサービスを利用できる。
日本IBMとフィンテック事業を展開するフィノバレーは、ウェルちょの支援企業として参画。IBMは、ポイントシステムのプラットフォームとして「IBM Cloud」と「IBM Blockchain Platform」を提供。また、フィノバレーは、専用アプリの開発技術と電子通貨の活用に関する知見を提供している。
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