18万時間分の業務自動化を目指し、RPA効果を“見える化”――ニチレイロジグループ、「Teachme Biz」を導入

低温物流事業を展開するニチレイロジグループは、スタディストのSOP(標準作業手順書)作成/共有クラウド「Teachme Biz」を導入。動画などを採用した分かりやすい手順書でRPAの効果を可視化し、社内のRPA化を推進する。2019年度に18万時間の業務のRPA化を目指す。

» 2019年07月02日 07時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 スタディストは、ニチレイロジグループが、同社のSOP(標準作業手順書)マネジメントプラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を導入したことを発表した。ニチレイロジグループが全社で推進しているRPA(Robotics Process Automation)の浸透を支援するツールとして欠かせないツールになっているという。

 国内外で食品の低温保管・輸送事業を展開するニチレイロジグループでは、熟練作業員の退職などによる労働力不足やeコマースの伸長、食の多様化による物流量の増加と細分化、働き方改革に伴う労働時間の短縮といった課題に対応し、業務プロセスの改善と効率化、定型業務の省力化、生産性向上と高品質を維持するための業務プロセスの標準化などを図るため、3年前からRPA導入を含めた業務改革を推進している。

 併せて、RPA化をはじめとした業務改革の取り組みの社内浸透を図るツールとして、標準作業手順の策定を検討し、2018年3月にTeachme Bizを導入した。Teachme Bizは、誰でも簡単に使えそうな直感的な操作性が導入の決め手になったという。

 Teachme Bizは、業務の標準作業手順書(業務マニュアル)の効率化な作成、管理を支援するクラウドサービス。業務オペレーションの作業手順を、画像、動画、音声、テキストなどを使って作業ごとに分かりやすく説明した手順書を簡単なステップで作成、共有できる。対象業務に関わる人へのプッシュ通知やタスク配信機能など、周知の徹底に役立つ機能や、質問などをやりとりできるコミュニケーション機能も備える。

約5000人の社員が対象、RPA導入を加速させた方法は?

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