金融状況や購買行動を基にAIがアドバイスする「パーソナライズドバンキングサービス」――みずほ銀行らが共同実証

みずほ銀行、Blue Lab、富士通は、AIを活用した「パーソナライズドバンキングサービス」の社内検証を開始。金融状況や購買行動を基に、個人に最適化されたフィナンシャルアドバイスを提供する。異業種企業との連携も視野に、新たな商機が期待されるサービスのビジネスモデル創出を目指す。

» 2019年09月12日 11時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 みずほ銀行、Blue Lab、富士通は2019年9月10日、AIを活用した「パーソナライズドバンキングサービス」の実証実験を開始した。

 パーソナライズドバンキングサービスは、利用者の同意を得た上で、AI技術を活用し、金融状況や購買行動に基づく適時的確なフィナンシャルアドバイスを行うサービス。利用者一人一人の金融取引状況と金融リテラシー、消費習慣についての洞察を得ることに加え、リアルタイムに家計状況を分析し、今後の収入や支出を予測する。また、利用者に最適な金融行動をアドバイスし、関連する生活情報のレコメンデーションも行う。

Photo パーソナライズドバンキングサービスで活用する情報とアドバイスの例

 パーソナライズドバンキングサービスは、近年、多様化する銀行サービスチャネルの中でも、新たな収益をもたらすビジネスモデルとして注目されている。実証実験では、小売業やサービス業などの異業種企業との連携による販促情報を提供するなど、日常生活に密着したファイナンシャルアドバイスを提供し、顧客エンゲージメントの向上を図るとともに、業種・業態の垣根を超えたビジネスモデルの創出を目指す。

パーソナライズドバンキングサービスを支えるシステムとは

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ