国民年金の積立金運用法人、投資運用の高度化に向けてデータ分析基盤をSASで構築

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、投資運用の高度化に向けて開始する「インデックス・ポスティング」のデータ分析基盤として、SASのアナリティクスプラットフォームを導入した。蓄積したインデックス情報を分析し、GPIFの運用に資するかどうかを判定する。

» 2020年04月24日 08時45分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 SAS Institute Japan(以下、SAS)は2020年4月23日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がインデックス・ポスティングのデータ分析基盤として、同社のアナリティクスプラットフォームを提供すると発表した。

GPIFの「インデックス・ポスティング」をアナリティクスで支援

 厚生年金、国民年金の積立金の管理・運用を担うGPIFは、パッシブ運用におけるベンチマークとなり得るインデックスに関する情報を効率的に収集し、投資運用の高度化につなげることを目的に、新たなインデックスに関する情報を常時受け付け、採否を判断する制度「インデックス・ポスティング」の本格運用を開始することを同日発表した。

 ポスティング(登録)されたインデックス情報を蓄積し、財務情報やESG(環境、社会、ガバナンス)情報を含む非財務情報などと統合して分析するためのシステム(IDEAS:Index Data Entry and Analysis System)における分析プラットフォームとして、SASのプラットフォームを採用した。

SASのアナリティクスプラットフォームが提供する価値は?

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