テレワークに強いチームを作る3つの方法:分散したチームのコミュニティと文化の構築を学ぶCitrix Overseas Report(1/2 ページ)

テレワークが当たり前の働き方になった時代において、生産性の高いチームのマネジメントとはどのようにあるべきでしょうか。本稿では、メンバーが分散しているチームのエンゲージメントを高め、共同体意識を強くする方法について解説します。

» 2020年09月10日 07時00分 公開
[國分俊宏ITmedia]

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 米国ではすでに、テレワークが主流の働き方になりつつあります。Citrixが2019年、米国のナレッジワーカー2502人を対象に実施した調査によれば、86%の労働者が「居場所を問わず働けるならテレワークをしたい」と答えており、多くの人がこの状況を歓迎していることが分かります。

 社員がテレワークを歓迎する一方で、分散したチームがコミュニティーと文化を作り出すことは難しくなります。テレワーカーの管理は複雑で、不在のテレワーカーが会議に参加しなかったり意思伝達のミスが発生したりといった、全員が同じオフィスにいれば起こらなかったと思われる課題が顕在化します。

 これを踏まえ、これからはテレワーカーの間でそれぞれの居場所にかかわらず、強い共同体感覚を構築することが重要です。

 本稿では、分散したチームが強力なチームワークを構築するための3つのベストプラクティスを紹介します。

テレワークのチームメンバーを巻き込めるマネジャーを選任する

 米国の調査会社Inveroが、2017年に1005人の人事採用意思決定者に実施した調査によると、55%以上のHRマネジャーが「2028年までにテレワーカーの数がオフィス勤務者よりも多くなる」と予想しています。あなたが所属するチームのリーダーはこのトレンドを歓迎しているでしょうか。あるいはそれに抵抗しているでしょうか?

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