預貯金などを電子データで照会 国税庁が金融業務のペーパレス化に向け実証実験

NTTデータは、国税庁による預貯金などの照会業務のデジタル化に向けた実証実験に「pipitLINQ」サービスを提供する。東邦銀行、横浜銀行、福島銀行、ゆうちょ銀行が協力し、業務効率化の効果やデジタル化に対応した事務フローの環境テストなどを検証する。

» 2020年09月28日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 NTTデータは2020年9月24日、国税庁が同年10月から実施する預貯金などの照会業務のデジタル化に向けた実証実験に、同社の「pipitLINQ」サービスを提供すると発表した。

 pipitLINQは、行政機関と金融機関をつなぐ全国統一型の預貯金照会電子化サービス。同サービスを導入した機関の間で、電子データによる預貯金などの照会を可能とする。

 NTTデータによると、従来国税局や税務署は金融機関を対象とした預貯金などの照会業務を全て紙の書類で実施していた。具体的には、金融機関が紙に出力して郵送した回答書類を国税局や税務署が開封や仕分け、保管するといった業務フローである。こうした紙ベースの業務は、両組織において大きな負担となっていたという。

預貯金などの照会の実証実験 各組織の役割とその詳細とは?

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