IBM Cloud大阪リージョンがスタート 一部サービスから順次提供へ

日本IBMは「IBM Cloud大阪リージョン」を開設し、運用を開始した。IBMで第2世代となるクラウドアーキテクチャを採用し、複数のゾーンから成る冗長構成を採る。世界中のIBM Cloudのデータセンターとの間で、無料で通信が可能だ。

» 2020年09月30日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2020年9月29日、「IBM Cloud大阪リージョン」を開設し、運用を開始したと発表した。国内では「IBM Cloud東京リージョン」に続く2番目のフルリージョンとなる。IaaS(Infrastructure as a Service)はすでに提供を開始しており、PaaS(Platform as a Service)は2021年にかけて順次提供を開始する予定だ。

IBM Cloudは東京と大阪にフルリージョンを持つことになる(出典:日本IBM)

 大阪リージョンは、東京リージョンと同様に、IBMで第2世代となるクラウドアーキテクチャを採用し、複数のゾーンから成る冗長構成を採る。IBM Cloud Content Delivery Network(CDN)のエッジ拠点数や、選択可能なベアメタル(OSやソフトウェアを含まないサーバ本体のみ)のマザーボードとプロセッサの種類などを増やし、仮想サーバのネットワーク通信速度やデプロイ時間などの処理性能を高めた。世界中のIBM Cloudのデータセンター間では、従来通り無料で通信が可能だ。

一部サービスから順次提供を開始

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